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03 / コンテンツ制作支援

試験公開のまま止まっていたメディアを本格稼働へ。
社内で運用を続けられる体制まで構築。

携帯販売代理店の集客チャネルとして、比較サイトのSEO改善と運用体制づくりを担当しました。原因を探せる状態を整えるところから始め、6ヶ月後には社内の担当者が自力で運用できる形にして引き継いでいます。

業種:携帯販売代理店期間:2022年1月〜6月(6ヶ月)担当:SEO設計・コンテンツ設計・記事制作・運用体制構築
課題

SEOで上位表示できず、原因も分からない状態

→
1原因を特定できる状態づくり(計測基盤の整備)
2全体設計を先に決めてから個別記事へ
3引き継げる形で資料を残す
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成果8位以内

一部キーワードで上位表示。社内運用へ引き継ぎ

数字で見る

6ヶ月プロジェクト期間
8位以内一部キーワードの検索順位

短期の区切りを設けたプロジェクトのため、指標より運用体制の確立に重心を置いています。

背景と課題

クライアントは携帯事業者の比較サイトを運営していました。そこから自社が代理店契約を結んでいる特定の携帯電話事業者へ新規加入者を送客し、加入が発生すると代理店収入が入るというビジネスモデルです。

この事業者は認知度が高いとは言いにくく、インターネット上での評判という面でも課題を抱えていました。そのため単に流入を増やすだけでなく、ブランディングやイメージの改善という観点も同時に求められていました。広告出稿よりもコンテンツマーケティングで訴求していくという方針は、こうした事情からクライアント側であらかじめ決まっていたものです。

比較サイトから自社の申し込みランディングページやポータルサイトへ流入を促したい。ところが比較サイト自体が検索で上位を取れず、流入が限られていました。

クライアント自身は、その原因についてひとつの見立てを持っていました。Googleから何らかのペナルティを受けているのではないか。あるいはSEO対策そのものが足りていないのではないか、というものです。

サイトの状態としては、すでに公開はされていたものの、記事は数本ある程度で、リソースの問題から更新が止まっていました。既存の記事も、試験的に書いてみたという水準にとどまっていました。

期間についての事前の見通し

このプロジェクトは、6ヶ月を一区切りとすることが最初から決まっていました。その期間の目標は、SEOに関する問題を解決することと、メディアを軌道に乗せるところまで持っていくことの2つです。

あわせて私からは、SEOによる改善は本来もっと長いスパンを要するもので、6ヶ月では到達しきらないという見通しを、着手前にお伝えしています。クライアントもそれを了解したうえでの6ヶ月でした。

やったこと

1. 原因を特定できる状態づくり

まず、クライアントの見立てだったペナルティの有無を確認しました。結果として、ペナルティは受けていませんでした。

実際の原因は複合的で、基本的な対応がいくつも積み残されている状態でした。一般的なテクニカルSEOのうち未対応の項目がいくつかあり、それらを順に潰しています。常時SSL化もそのひとつで、当時求められるようになってきていた対応でした。SSL化されていないサイトは、検索結果で評価されにくい状態にあったためです。

そして最も根本的だったのが、Search ConsoleとGoogle Analyticsが正しく機能しておらず、データが取れていなかったことです。原因を特定する以前に、判断材料を得るための下準備ができていませんでした。そこでまず計測の基盤から整理しています。

2. 全体設計を決めてから、個別記事へ

SEO分析とキーワード調査を行い、検索上位を狙えるキーワードを絞り込みました。そのうえでキーワードをマッピングし、どのカテゴリー構成で、どんな記事を何本作ればメディアとして充実するのかという計画を立てています。記事はその計画に沿って順に制作しました。

サブキーワードは、大きく2つの群に分かれました。企業情報などオフィシャルな内容に関わる群と、企業・サービス・経営者などの評判に関わる群です。それぞれ用途と目的が異なります。

着手の順序は、オフィシャル系の群を先にしました。具体性が高く扱いやすいキーワードが多かったことが理由のひとつです。あわせて、この業界とジャンルへの理解を深めるうえでも、まずこちらから入って、その後に評判系へ進むほうが自然だと考えました。

記事の構成は、競合他社の構成や狙うSEOキーワードをもとに、見出しレベルまで検討しています。

3. 月次で回る制作フローを設計

記事を継続して出し続けられるように、月次サイクルの業務フローを組みました。月次制作本数の指示から、キーワード選定、企画案の制作と修正、記事制作、確認・修正、図表制作、公開準備、公開前後の確認まで、11の工程を各工程のリードタイムとともに定めています。

この段階では、ディレクション、サブディレクション、ライティングをいずれも私が担当していました。後の内製化を見据えて、どの工程を誰が持つのかが一目で分かる形にまとめています。

4. 公開後の実績を見て、選別と改善

数ヶ月かけて経過を見ると、順位が上がる記事と上がらない記事に分かれてきます。上位表示できた記事はそのまま維持し、伸びなかった記事については内容を見直しました。見直しの観点は次のとおりです。

  • 狙ったキーワードが適切だったか
  • 競合に対して盛り込むべき内容が不足していたか
  • 自社サイトとそのキーワードの相性はどうか
  • そもそも上位を狙えるキーワードだったか

そのうえで記事をブラッシュアップし、改めて上位表示を狙っています。

5. 引き継げる形で残す

テクニカルSEOの対策では、将来の内製化を考慮して、主要な対策が簡単に行えるプラグインを選定・設定しました。専門的なスキルを持たない人でも、後の運用が負担にならない方法を提案しています。

作成した指示書・業務フロー図・キーワード選定表は、実務上つくらないと作業が進まないため、自分の作業用として整備したものです。同時に、定期的なミーティングでクライアントの担当者に「今回はこういう作業を行い、こういう改善が見られた」と数字で説明するための資料でもありました。

この2つの目的で作った資料が、結果として引き継ぎにそのまま使える状態になっていました。

結果

一部のキーワードで検索8位以内の上位表示を達成しました。あわせて、キーワード選定から記事制作、チェック、公開までの業務フローが整い、社内の担当者へ引き継いで内製での運用が始まっています。

着手前にお伝えしていたとおり、SEOの成果が完全に出るには6ヶ月では足りません。それでも、原因を分析できる計測基盤と、記事を作り続けられる運用の型は、この期間内に残すことができました。

成果物サンプル

元サイトに掲載している、内容・構成を再構成したサンプルです。図中の名称・数値は実際の顧客情報や成果値を示すものではありません。

記事制作の月次業務フロー

記事制作の月次業務フロー
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キーワード選定表

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